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海外共同制作を目指す「Tokyo Docs 2018」に参加

11月5~7日の3日間、ドキュメンタリーの海外共同制作を目指す「Tokyo Docs」が開かれました。欧米・アジアをはじめ世界各国から制作者が集う国際会議です。BBCやアル・ジャジーラなど、放送や配信に決定権をもつディシジョンメーカー。ドキュメンタリー上映に力を入れる、Hot DocsやSXSWなどの映画祭メンバー。多くの作品を世に送り出してきたプロデューサーや配給者。テンセントやYahoo!などの主要なネットメディア。そしてアジアを中心とした才能と情熱あるフィルムメーカーが集いました。
ここでは、作り手が「ピッチ」と呼ばれるプレゼンを行います。「トレーラー」と呼ばれる3分程度の映像を見せ、英語を使って「なぜこの企画をやりたいか、何が売りなのか」をアピールし、海外から来たディシジョンメーカーに自分たちの企画を印象付けます。今回テムジンからは、コンゴ民主共和国の貧民街のプロレスを描く『RING OF HOPE』と、飛び降り自殺から生還した女性が自殺希望者を止める試みに寄り添う『Wish You Were Here』の2本がメインピッチとして登壇。短編を選考する「ショート・ドキュメンタリー・ショーケース」では、日本の職人が向き合う技とモノづくりの哲学に迫る『A Treasured Creation』が優秀作品賞を受賞しました。


海外との共同制作を通し、新しい制作スキルの模索や吸収、世界の観客に届ける機会の創出など、国内のテレビ放送だけではない可能性を追求しています。