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2008年4月7日〜8日 敦煌莫高窟 美の全貌

前編「よみがえる大唐帝国の輝き」
「砂漠の大画廊」と称される中国美術の至宝、敦煌莫高窟。現在残されている492の石窟のうち、実に半数近くが唐の時代に作られた。大唐帝国は、仏教文化が隆盛しシルクロード各地の民族が行き交う壮大で開放的な気風にあふれていたが、その様子画はほとんど残されていない。敦煌に残る壁画から、大唐帝国を支えた様々な人々の姿や、その華麗な風俗を読み解いていく。

後編「千年の祈りの殿堂」
十王朝一千年に渡って途切れることなく石窟が造営されてきた敦煌莫高窟。近年、莫高窟の北区と呼ばれる地域で行われた発掘調査から、これまで考えられてきた莫高窟とは異なる姿が浮かび上がってきた。莫高窟の始まりから終焉までの歴史を辿り、東西の文化を融合し、民族の興亡の舞台で歴史に翻弄されながら独自の仏教文化を築いた様々な人々の祈りを見つめる。