ローディング

2009年1月16日 BS世界のドキュメンタリー 四川大地震 被災地は今 (3回シリーズ)

2008年5月に発生し、死者・行方不明者合わせ9万人もの被害をもたらした四川大地震。あれから半年が過ぎ、被災者たちはどんな日常を送っているのか。厳しい取材規制の中、特別な許可を得て現地に入り、現状を追いかけた3本シリーズ。

 

■第1回 住宅再建 遠い道のり ~紅白鎮五桂坪村~     1月16日放送

第1回は、震源近くの山岳地帯にある「紅白鎮」が舞台。9割の家屋が倒壊し、20人に一人が亡くなった重被災地だ。山奥の農村「五桂坪村」では、家の再建が問題となっていた。かつての居住地が震災によって危険と判定され、行き場を失う村人が現れたのだ。土地を持つ人と持たざる人との間で対立が激化する中、厳しい冬の到来を前に、村人は家の再建を始めることができるのか。

 

■第2回 李先生と30人の子どもたち ~紅白中心学校~     1月17日放送

震源地に近い山奥の学校「紅白中心学校」では、小中学校合わせて159名の生徒と8名の教師が犠牲となった。受験を控えた中学3年1組の生徒たちは、悲しみに暮れる間もなく仮設校舎で勉強に励む。担任の李庭芳先生は、交換日記を通して生徒の心の悩みを知り、対処してゆく。生徒の救出に奔走し、一人娘を失った先生と、助けられた生徒たちの間に結ばれた、深い心の絆。

 平成22年 イタリア賞 特別賞ファイナリスト

 平成21年 ATP賞テレビグランプリ2009 ドキュメンタリー部門 最優秀賞

 

■第3回 ”観光村”騒動記 ~チャン族自治県 猫児石村~     1月18日放送

震災で最大の被害を出した北川チャン族自治県。その山奥、猫児石村も地滑りが村を直撃し、家屋の9割が倒壊した。70世帯、300人の住民は国道沿いの空き地でテント生活をしながら、「観光村」として生まれ変わることになった。しかし、働き手を地震で失った家庭が多く、各戸が負担金を払えないなど、反対の声も多い。果たして猫児石村が「観光村」として蘇ることが出来るのか。