ローディング

2011年8月1日〜4日 家族と側近が語る周恩来 (4回シリーズ)

第1章 試練 ~新国家を背負って~
第2章 苦渋 ~文革の嵐の中で~
第3章 決意 ~窮地の外交~
最終章 犠牲 ~命尽きるまで~

中国現代史の二人の「巨人」、毛沢東と周恩来。大躍進から文化大革命、日中国交正常化に至る“激動の時代”の解明が進む中、人間・毛沢東の実像は次第に明かされてきたが、これに対して、周恩来については、これまで語られることは余りに少なかった。
「熾烈な権力闘争で幹部のほとんどが失脚する中、生き残って国政を取り仕切った大宰相」としてのイメージが定着する一方、「毛沢東に忠実なあまり、その暴走を止められなかった」との批判もつきまとう。しかし本当のところ、周恩来はどのような人物だったのか? そして、あの激動の時代、どのような状況下に置かれ、心中にどんな思いを抱えていたのか?
番組では、周恩来の手で養われた実弟の子どもたち6人をはじめ、長年、側近として仕えた秘書や通訳、警備員、専属医など、身近にあった人たちの証言を重ね、さらに未公開映像も交え、激動の時代を生きた周恩来の知られざる素顔や苦悩を、壮大な中国現代史の文脈の中で描く。1949年の建国から、76年の死去、それに続く第1次天安門事件まで、証言をベースに周恩来の実像に迫る4日連続放送のシリーズ。