チェルノブイリ原発の隣国ベラルーシ出身のジャーナリスト、アレクセイ・ミハルチャンカが被災地ツアーを取材するため来日。気仙沼市では津波で打ち上げられ、被災のシンボルとなった漁船を巡る市民のさまざまな思いに触れる。さらに、原発事故の被災地、福島沿岸部のツアーでは、つらい体験を乗り越えツアーガイドとなった女性に出会う。震災の記憶を伝え、被災した地域の現状を理解してもらおうとする人々と、まだ傷が癒えず震災遺構の排除を訴える人々の心の葛藤を通じて、被災地ツアーの意義を考える。