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2014年12月27日 ドキュメンタリーWAVE「EUかロシアか 迫られる選択  ~モルドバの苦悩~」

EUかロシアか―、そのせめぎ合いのなかで悲鳴を上げている国がある。ルーマニアとウクライナに挟まれた、東欧の小国、モルドバ。現政権が欧州寄りに外交の舵を切ったことに対し、ロシアは経済制裁。100%依存する天然ガスの供給を、たびたびストップしはじめた。首都キシナウでは、ガスや電力の高騰で暖房代を払えない家庭が急増。その数は4万世帯を超える。今年、滞納者が多い集合住宅に対しては、給湯をストップできるようになった。冬は氷点下30度にもなるモルドバ。町では「この冬、凍死者が続出するのではないか」と危惧する声があがる。政府は、ロシア依存から抜け出すため、EUの支援で、ルーマニアから天然ガスのパイプラインを開設、自立の道を探りはじめた。市民生活が追い詰められていくなかで、どう国は選択していくのか、首都を舞台に記録していく。

モルドバ