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2016年5月7日 BS1スペシャル アフガン秘宝の半世紀(前後編)

アフガン秘宝の半世紀
前篇 バーミヤン・それは大仏爆破からはじまった!
後編 メス アイナク・危機に直面するシルクロード遺跡

豊かな古代文明の遺跡の宝庫アフガニスタンは、古来、文明の十字路として知られる。日本の研究者も数多く研究に携わってきた。ところが、ソ連軍の侵攻・撤退、タリバンの台頭など、相次ぐ混乱で、近年ほとんど忘れ去られている。

バーミヤンの大仏爆破から、15年目にあたる今年、あらためて、文明の十字路のいまの表情を追った。戦乱の中で、カブール博物館員を中心に、貴重な文化財を守る命がけの努力が重ねられてきた。それにもかかわらず、文化財の破壊と海外流失が、後を絶たない。画家平山郁夫さん(故人)の提唱で、流出文化財を文化財難民として守り、アフガニスタンに返還する運動が、進められ、今年一部返還にこぎつけた。
一方、近年発見された首都カブールの近くのメスアイナク遺跡は、その規模といい出土品の豊かさといい、アフガニスタンを代表する遺跡であることがあきらかになりつつある。ところが、そこにもちあがった銅山開発の計画により、開発か保存かで、いま世界中の注目を集めている。混迷のアフガニスタンのいまを、現地映像を交えて紹介する。

 

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