2021年8月14日(土) 19:30ー21:00 BSプレミアム
ソビエト連邦が中国大陸に派遣した25名のカメラマンによって撮影された、国共内戦から中国建国期に至るまでの膨大なカラーフィルムが見つかった。社会主義を世界に宣伝するためのプロパガンダフィルムであるが、カメラは中国共産党に密着して建国当時の社会の混乱をとらえ、民衆の喝采を受けて天安門で建国式典に挑む新たな指導者・毛沢東の姿を鮮やかな色彩で捉えている。
中国共産党の結党から今年で100年、中国の激動の歴史の舞台となってきたのが天安門だった。清朝滅亡の契機となった欧米列強との北京議定書の調印、辛亥革命によって「革命の父」となった孫文の肖像掲揚、20万の中国人民が見守る中で行われた日本軍の降伏式、無数の紅衛兵に埋め尽くされた文化大革命。
“革命”の血と涙の歴史を発掘映像で描く。