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Asia Insight 出稼ぎ先は戦場 〜ネパール〜

ネパールでは、貧困から抜け出し、家族を支えるため、ロシア軍の傭兵となり、戦場に向かう人が後を絶たない。1万人に上るともいわれ、行方不明者や犠牲者も相次いでいる。 22歳のサンディープさんは、国内の10倍以上の報酬に惹かれ、ロシア軍の傭兵になった。わずか15日の訓練だけでウクライナの前線に送られ、足を負傷。病院から脱走し、命からがら帰国した。チャンダニさんの夫は家のローンを返済するため、家族の反対を押し切ってロシアへ。しかし今年4月に戦死し、いまだ遺体も帰ってこない。家族の幸せを願って、戦場に向かう男たち。その思いが、見知らぬ土地の戦争に利用され続けている。