ローディング

2012年10月28日 証言記録 東日本大震災 第10回「三陸鉄道を襲った大津波」

岩手県の海岸に沿っておよそ100kmを走る三陸鉄道。通称“さんてつ”の名で親しまれ、昭和59年の開業以来28年にわたって地元の人々の足として活躍してきた。
3月11日、大津波は鉄路や駅舎を破壊した。しかし、宮古市にある“さんてつ”の本社は一日も早い運行再開を決意、震災翌々日から復旧に動き出す。職員たちは不眠不休で工事計画を立て、修復材の手配を行い、再開前には壊れた踏切には職員が信号の代わりに立って安全を確認した。そして3月20日、震災後はじめての列車が宮古駅を出発した。
被災直後の混乱の中、市民の足を守るために格闘した鉄道マンたちの思いを描く。