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2014年11月29日 ドキュメンタリーWAVE「激動 香港 岐路に立つ金融界」

香港の行政トップ(行政長官)を決める選挙制度をめぐって、9月末から香港史上最大規模のデモが発生。繁華街や金融街などが次々占拠され、未曾有の混乱に陥った。そんな中、香港ビジネス界にこれまでになかった地殻変動が起きていた。今まで政治に距離を置いてきた金融界のエリートたちが民主化の動きを支援。彼らが守ろうとするのは、香港が国際金融センターとしての地位を保ち、その恩恵を受け続ける為に必要な価値観と社会システム。それは、1997年の香港返還によって中国に主権が移ってからも、一国二制度の高度な自治のもとで守られてきた。だが運動が長期化するなか、占拠活動は市民の支持を失ってゆき、金融マンたちの姿勢も揺らいでいく。折しも香港と上海の証券取引所が相互接続されるという画期的な出来事を迎えるなか、金融マンたちは中国と香港の関係をどのように考え、どう動くのか。そして、一国二制度のもとで発展してきた香港はこれからどこへ向かうのか。金融エリートたちの動向を追った。

デモ参加者に占拠された香港の中心街(夜)デモ参加者に占拠された香港の中心街(昼)