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2019年8月23日(金)夜9時~     新日本風土記『東海道 品川宿』

「品川」と聞いて思い浮かぶのは、高層ビルと巨大なターミナル駅。でも本来の品川といえば、江戸と京都を結ぶ東海道・第一の宿駅として栄えた「品川宿」です。旧東海道沿いの南北およそ2kmの一帯が、かつての宿場町。古い商店が減りつつある今も、狭い路地が入り組んだ街に、昔ながらの人情と心意気をもった人たちが暮らしています。そして、かつて旅人が出入りすることで成り立った宿場町ならではの、よそ者を迎え入れる開放的な土壌も。

6月、この狭い品川の南と北で、江戸時代から続く一年で最大の祭り「天王祭」が同時期に開かれます。北は、12年ぶりに担ぎ出される重さ2トンの大神輿。南は、海の中で神輿を担ぐ海中渡御。祭りが人をこの町に留まらせ、町の賑わいをつなぎとめてきました。

開発や発展に呑まれ、人も町も変わりつつある現代。”土地に暮らす”ことを大切にしながら、今もしぶとく神輿を担ぐ、お江戸の外れ“品川っ子”のひと夏の物語です。

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