山口県萩市は、幕末・明治維新の時代、新しい日本を切り開いた人々のふるさとだ。今も、新しいものを生み出そうとする精神が、工芸や菓子作りに息づいている。萩焼では、それまでなかった香炉。幕末の長州藩士が作ろうとしてできなかった、硬くて熱にも強いグラス。そして、維新後、萩が活気を取り戻すきっかけになった夏みかんを、その形のまま和菓子に仕上げたもの。職人たちの繊細微妙な技と、萩の歴史への熱い思いに迫る。
イッピンリサーチャー:生方ななえ
語り:平野義和
【本放送】2019年12月17日(火) 19:30~20:00 NHK BSプレミアム
【再放送】2019年12月24日(火) 12:00~12:30 NHK BSプレミアム